金峰山は日帰り登山できる?初心者向けコースと写真に残したい絶景ポイントを紹介

金峰山は日帰り登山できる?初心者向けコースと写真に残したい絶景ポイントを紹介(サムネイル)

金峰山は日帰りできて、初心者でも登りやすいってほんと?

金峰山で見られる景色ってどんな感じなんだろう?

このように、金峰山に興味を持ったものの、一体どんな山なのかよく知らないという人も多いのではないでしょうか。

本記事では、実際に金峰山を登った筆者が、登山計画に必要なルート情報や登山口へのアクセス方法などを解説。

さらに、当日の山行の様子をレポートしながら、筆者イチオシの撮影ポイントも紹介します。

だいき

カメラ歴10年の心が動いた絶景をお届けするよ〜!

金峰山登山に向けて情報を集めている人はもちろん、まだ金峰山に登るか迷っている人も、ぜひ参考にしてみてくださいね!

この記事を書いた人
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だいき
カメラ歴10年の写真好きライター

  • 362日間旅をして全国の絶景を撮影
  • 山梨の風景に惚れて移住3年目
  • 環境省×東京カメラ部フォトコン入賞

※アクセス・交通情報は変更される場合があります。登山前には、最新情報を確認してください。

目次

絶景の稜線が待つ名峰「金峰山」とは

金峰山の標識と五丈岩

山梨県と長野県にまたがる「金峰山(きんぷさん/きんぽうさん)」は、日本百名山に名を連ねる名峰です。

標高2,599mの高山でありながら、標高差を抑えて登れるコースもあり、登山初心者や体力に自信がない人でも挑戦しやすいのが魅力。

山頂付近からは、八ヶ岳や南アルプス、富士山など、周囲の山々を一望できます。

だいき

登り甲斐のある絶景が待ってるよ!

また、金峰山は、古くから信仰の対象とされてきた霊山です。

山梨県甲府市の「金櫻神社(かなざくらじんじゃ)」では、御神体として祀られています。

金峰山の山頂は、金櫻神社の奥の宮にあたり、高さ約15mの巨岩「五丈岩(ごじょういわ)」が鎮座しているのが特徴。

開放感のある風景のなかに堂々とたたずむその姿から、神秘的な雰囲気を感じられます。

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日帰りが可能な金峰山の登山コースを3つ紹介

金峰山登山コースまとめ

この章では、日帰りで往復できる金峰山の登山コースを3つ紹介します。

だいき

1つずつ詳しく紹介していくよ!

①大弛峠コース|最短で登れて眺望も良い王道コース

金峰山の山頂直前の稜線

山梨県山梨市と長野県川上村の境界に位置する大弛峠(おおだるみとうげ)から、朝日岳を経由して金峰山を目指すコースです。

登山口の標高が約2,360mと、山頂との標高差が小さいのが特徴。

途中にアップダウンはあるものの、3コースのなかでは最短距離・最短時間で往復できます。

朝日岳をはじめ、コース上に眺望の良いポイントが点在しているので、景色の変化を楽しみながら歩けるのも大きな魅力です。

おすすめの人登山経験が少ない人、できるだけ手軽に登山を楽しみたい人
所要時間約5時間(休憩含まず)
往復距離約8.4km
上り/下り約580m/約580m(累計)
登山口大弛峠(山梨県山梨市牧丘町北原4141)
アクセス【車】中央自動車道勝沼ICから約80分(林道冬季閉鎖:12〜5月)
【バス】JR中央本線塩山駅から約85分(要予約)
バス詳細:栄和交通公式HP
駐車場40〜50台(無料)

②千代ノ吹上コース|大迫力の岩稜を拝む登りごたえ抜群のロングコース

千代ノ吹上の断崖絶壁越しに見える金峰山
写真提供:photoAC

山梨県北杜市側から登るこのコースは、標高1,520mの瑞牆山荘(みずがきさんそう)がスタート地点です。

距離が長く、標高差も大きいため、3コースのなかでも体力的な負担が大きいのが特徴。長時間の山行に挑戦できる体力に加えて、ハシゴや鎖場などを安全に通過する能力も必要です。

道のりがハードな一方で、巨大な大日岩や、断崖絶壁の千代ノ吹上など、岩稜の迫力ある景観を味わえるのが魅力。

森林限界を超えると、開放的な眺望が広がる稜線歩きも楽しめます。

おすすめの人登りごたえのあるコースに挑戦したい人、岩稜のダイナミックな風景を楽しみたい人
所要時間約8時間40分(休憩含まず)
往復距離約10.6km
上り/下り約1,210m/約1,210m(累計)
登山口瑞牆山荘(山梨県北杜市須玉町小尾8861)
アクセス【車】中央自動車道須玉ICから約45分
【バス】JR中央本線韮崎駅から約1時間15分(シーズン運行)
バス詳細:山梨峡北交通公式HP
駐車場約100台(無料)

③廻り目平コース|森の空気と静けさを楽しむ樹林帯コース

廻り目平の金峰山登山口
写真提供:photoAC

長野県川上村の廻り目平キャンプ場をスタートし、主に樹林帯を歩く登山コースです。

長距離コースなので、体力に自信がない人には不向きといえます。また、眺望を楽しめるポイントが少ないため、絶景を目的に登りたい人には、物足りなさを感じる可能性があるでしょう。

逆に、静かな樹林帯をマイペースで歩き、森の空気を思いっきり堪能したい人にはぴったり。

また、木陰が多く日差しを避けながら歩けるため、暑さが厳しい時期でも、比較的歩きやすいのがメリットです。

おすすめの人静かな山歩きを楽しみたい人、体力に自信がある人
所要時間約7時間(休憩含まず)
往復距離約12km
上り/下り約1,050m/約1,050m(累計)
登山口廻り目平キャンプ場(長野県南佐久郡川上村大字川端下546-2)
アクセス【車】中央自動車道須玉ICから約75分/上信越自動車道八千穂高原ICから約55分
【バス】JR小海線信濃川上駅から川端下バス停まで約35分&バス停から徒歩約1時間10分
バス詳細:長野県川上村公式HP
駐車場約120台(入場料として1日700円/人)

金峰山の登山を計画するときは、ここまで紹介してきた内容を参考にしながら、自分の体力や目的に合わせてコースを検討してみてくださいね!

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大弛峠コースでゆく!金峰山日帰り山行の様子とおすすめ撮影ポイントを紹介

朝日岳から見る金峰山山頂と五丈岩

この章では、登山経験が少ない人や、できるだけ手軽に登山を楽しみたい人におすすめの「大弛峠コース」を詳しく見ていきます。

だいき

実際に現地を歩いた僕の山行を元にレポートしていくよ!

道中に見つけた、写真に残しておきたいおすすめの撮影ポイントも合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

①大弛峠の駐車場から登山スタート

朝7時、大弛峠駐車場のすぐ横にある登山口から、金峰山を目指してスタートです。

大弛峠の登山口に立つ標識

まずは、針葉樹林の中の緩やかな上り坂を登っていきます。

ゴツゴツした岩や大きな段差はほとんどなく、安心して歩きやすい道のりです。

針葉樹の中を進む登山道

木々の間から差し込むやわらかい朝陽に魅了されながら、歩みを進めていきます。

登山道で写真を撮る妻

②立ち枯れした木々が印象的なエリア

登山口をスタートして15分ほど歩くと、立ち枯れした木々が出現。

名もなき通過点ではありますが、印象的な写真が撮れるおすすめポイントです。

立ち枯れした木々の間に立つ妻

視界も少し開けて、甲府盆地の街並みまで確認できました。

立ち枯れした木々の隙間から見える甲府盆地
だいき

この先の眺望に期待が高まるね!

③朝日峠の近くから垣間見える岩峰

立ち枯れエリアを抜けると、ふたたび樹林帯に戻ります。

次の通過点は「朝日峠」。たくさんの登山者たちが積んでいったであろうケルン(道標になる石の塚)が目印です。

朝日峠に積まれたケルン
だいき

スペースが広いから、最初の小休憩にぴったり!

ちなみに、朝日峠のほんの少し手前にも、おすすめの撮影ポイントがあります。

金峰山方面に向かって右手側の木々の隙間から、かっこいい岩峰がちょうど見えるんですよね。

木々の間から垣間見える岩峰
だいき

枝葉を額縁に見立てると、より印象的な写真になるよ!

④甲府盆地まで見渡せる開けた稜線

朝日峠を通過してほどなくすると、樹林帯を抜けて視界が開放的に!

パノラマビューを楽しめる岩場の稜線

眼下には山々が連なり、さらに奥には甲府盆地の街並みを一望できます。

開けた稜線から一望する甲府盆地

甲府盆地に住んでいる筆者としては、なぜか感慨深くなる景色でした。

だいき

ウチはあの辺かな〜、なんて想像して楽しんだ!

朝陽が差し込む甲府盆地

1つ残念だったのは、晴れていれば見えるはずの富士山が、雲で隠れてしまっていたこと。

雲で見えない富士山

とはいえ、頭上はしっかり晴れて、甲府盆地まできれいに見渡せたので満足です。

なお、稜線周辺の足元は、大きな岩がゴロゴロと転がっています。大きな段差や不安定な箇所もあるので、注意して歩きましょう。

⑤朝日岳山頂から捉える金峰山

稜線を登り切った先に待っていたのは「朝日岳」の山頂(標高2,579m)。

だいき

登山口から約70分で到着したよ!

ここまで来ると、ゴールの金峰山をばっちり捉えることができます。

朝日岳山頂付近から見る金峰山
だいき

絶好の撮影ポイントだから、写真を撮ることも忘れないで!

望遠レンズでズームしてみると、山頂の五丈岩の形がよく分かりますね。

望遠レンズで撮影した金峰山山頂の五丈岩

見晴らしが良いのは嬉しい一方で、ゴールまでの距離を目の当たりにするので、これから歩く道のりが長く感じてしまうかも。

実際、一緒に登った妻の顔からは「え?結構遠いな」という心の声が漏れてました。

金峰山山頂を見据える妻
金峰山を見つめる妻の後ろ姿(笑)

ちなみに、ここから金峰山山頂までの所要時間は約75分です。

アップダウンを何度か繰り返しますが、ゴールで待つ絶景を想像して乗り切りましょう!

⑥森の中にひっそりとそびえる頂

朝日岳と金峰山のちょうど中間地点あたりには、鉄山(標高2,531m)の山頂があります。

だいき

山頂といっても眺望はなく、あるのは標識だけ。

森の中にたたずむ鉄山の標識

鉄山にわざわざ登らず迂回できるルートもあるので、特に興味がない人や体力を温存したい人は、無理に立ち寄る必要はありません。

なお、朝日岳を出発すると樹林帯が長く続くので、正直景色の変化は乏しいです。

だいき

退屈に感じたときは、身近なものに注目してみて!

倒木に植生する苔

倒木に生えた苔を見たり、青々とした若木を見たり、あえて視野を狭めてみることで、開放的な風景とはまた違った魅力や美しさに気付かされます。

木漏れ日に照らされた若木

ぜひ、樹林帯ならではの小さな感動を探してみてください。

⑦森林限界を越えて広がる大パノラマ

森林限界を越えると、これまでの樹林帯とは打って変わり、大パノラマの稜線が待ち受けていました。

一気に視界が広がった金峰山山頂前の稜線
だいき

特に、西側の風景が見ごたえあるよ!

手前には、いくつもの岩峰が連なる瑞牆山。その奥には、裾野を広げる八ヶ岳連峰を一望できます。

稜線から一望する八ヶ岳と瑞牆山

朝日岳でやや途方に暮れていた感があった妻も、開放的な風景を前に、喜びに満ち溢れていました。

稜線の上ではしゃぐ妻
妻

ひゃっほ〜!

山頂まであとわずか。シャッターをたくさん切りながら、スカッと晴れた天空の道を進みます。

金峰山山頂へと続く稜線

⑧とうとう踏みしめた金峰山の頂

大弛峠を出発してから、休憩を含めて約3時間。とうとう金峰山の頂にたどり着きました。

金峰山の山頂を示す標識
だいき

相変わらず見晴らしは良好!

これまで歩いてきた軌跡を目で辿りながら、達成感に浸ります。

山頂付近から見た稜線

最後の最後ではありますが、山頂周辺は人の身長よりも大きな岩が密集していて、コースの中でも特に歩きにくいエリアです。

つまずいたり転倒したりしないよう、十分に注意してくださいね!

⑨神秘的な雰囲気で迎えてくれる五丈岩

金峰山のシンボルでもある五丈岩は、山頂の目と鼻の先です。

まるで巨岩をきれいに積み上げたような佇まい。つくづく自然とは不思議で、神秘的なものだなと感じます。

金峰山山頂の五丈岩と背景に広がる甲府盆地

山頂から見て正面に鳥居がありますが、脇から裏にぐるりと回りこむことも可能です。

近くに寄って見てみると、五丈岩の大きさをより実感できます。真横から見ると、巨大な顔のように見えて面白いですよ!

側面から見た五丈岩

裏手には小さな祠があり、こちらでお参りをしました。

真下から見上げる圧巻の五丈岩

五丈岩は、見る角度によって全然形が異なるので、ぜひぐるっと周りを歩いて写真を撮ってみてください。

また、五丈岩と山頂の間には平坦なスペースがあり、ゆったり休憩するのにもおすすめです。

だいき

僕もゆっくり山頂カップ麺を楽しんだよ〜!

休憩ついでのカップラーメン

ちなみに、今回の山行では一度も確認できませんでしたが、天候に恵まれれば富士山も拝めます。

金峰山の山頂から見える富士山
写真提供:photoAC
だいき

これから金峰山に挑戦するあなたには、どうかきれいな富士山が拝めますように!

さて、大弛峠コースの復路については、これまで歩いた道を戻る形になるので、山行レポートはここで完結とします。

行程全体を通して見てみると、大弛峠コースは頻繁に景色が移り変わるので、距離の長さを比較的感じにくいのが特徴です。

だからこそ、登山初心者でも比較的挑戦しやすく、景色を楽しみながら歩けるコースだと感じました。

だいき

ぜひ、登山計画の参考にしてみてね〜!

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金峰山の日帰り登山をする前に知っておきたいこと(Q&A)

金峰山の日帰り登山をする前に知っておきたいこと(Q&A)(アイキャッチ)

金峰山は、標高2,599mの立派な高山です。

登山初心者でも挑戦しやすいコースがあるとはいっても、十分な下調べや準備は欠かせません。

この章では、金峰山の日帰り登山を楽しむために、事前に知っておきたいことをQ&A方式で整理しました。

登山に関すること

どの時期に登るのがおすすめ?

金峰山は、季節によって登山道の状況が変わります。

登山初心者であれば、降雪や残雪、凍結の心配が少ない5月下旬〜10月頃が適しています。

特に、黄葉が見頃を迎え、空気が澄みやすい10月がおすすめです。

日帰り登山でもしっかりした装備は必要?

登山靴・季節に合わせた衣服・雨具・水・行動食・ヘッドライトなど、基本的な登山装備を準備しましょう。

標高が高い金峰山では、天候が急変する可能性があるので、万が一に備えておくことが大切です。

登山計画で気をつけた方が良いポイントは?

自分の体力や経験に合った登山コースを選んだうえで、休憩時間を含めた余裕のある計画を立てることが重要です。

出発直前にも、以下の最新情報をチェックしておきましょう。

  • 天気予報
  • 登山道の状況
  • 登山口までの道路状況

写真に関すること

どんなレンズを持っていくのがおすすめ?

筆者がおすすめする優先順位はこちら!

  • 標準ズームレンズ|幅広い画角に対応できる
  • 広角レンズ|金峰山ならではの開放的な風景をそのまま写し出せる
  • 望遠レンズ|遠方に見える山や五丈岩を大きく写し出せる

荷物を最小限に抑えたい場合は、標準ズームレンズ1本でも十分楽しめます。

写真を撮るときにおすすめの設定は?

風景をテンポよく撮ることが多いので、基本は次の設定にしておくのがおすすめです。

  • 撮影モード|絞り優先(A /Av)モード
  • F値(絞り値)|F9〜11
  • ISO感度|オート

同行している人物や、身近な植物を主役にしたいときは、F値を小さくして背景をぼかしてみましょう。

シチュエーションごとの詳しいカメラ設定を知りたい人は、次の記事も合わせてチェックしてみてください!

写真を撮るなら何時頃がおすすめ?

登山初心者であれば、写真撮影よりも安全を優先し、明るいうちに余裕を持って下山できる早朝の出発がおすすめです。

登山経験が豊富な人は、日の出前に出発して朝焼けを撮影したり、昼過ぎに出発して夕焼けを撮影したりするのも面白いでしょう。

※暗い時間帯の登山や下山には、十分な経験・装備・計画が必要です。

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まとめ|金峰山の日帰り登山で絶景を楽しもう!

金峰山の山頂手前から一望できる周囲の山々

この記事では、日本百名山のひとつである「金峰山」の基本情報や、大弛峠コースにおける日帰り山行の様子などを解説しました。

最後に、あらためて金峰山の3つの登山コースをおさらいしておきましょう!

金峰山は、標高2,599mの高山でありながら、コースによってさまざまなレベルの登山者が挑戦できるのが特徴です。

また、稜線上や山頂の眺望に優れており、絶景好きや写真好きにはたまらない魅力があります。

ぜひこの記事を参考にしながら、自分の体力や経験に合った登山計画を練って、金峰山の絶景を楽しんできてください。

だいき

あなたの心を動かす絶景にも、きっと出会えるよ〜!

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