カメラ初心者が最初に覚えたい30個の基本用語を解説(図解・実例あり)

一眼レフカメラの写真と記事のタイトル

憧れのカメラを買ったのに、
むずかしい用語ばかり出てきて使いこなせるか不安・・・。

写真を楽しむために、最低限覚えた方がいいカメラ用語を教えてほしい!

こんな悩みや要望、カメラを始めたての人なら誰しも思うことですよね。

だいき

カメラ歴10年の僕も、もちろん同じ道を通ってきたよ!

本記事では、筆者が初心者時代をふり返り、「最初に覚えておけば、カメラや写真への理解がもっと早く深まってたな」と思う用語を30個厳選

次の3つのカテゴリに分けて、1個ずつかみ砕いて解説します。

基本のカメラ用語を知ることは、写真の上達につながる大きな1歩です。この記事をきっかけに、ぜひその1歩を踏み出してみてください!

この記事を書いた人
通常のだいき(アイコン)

だいき
カメラ歴10年の写真大好きマン

  • 362日かけて日本全国の絶景を撮影
  • フォトコン受賞歴あり
  • NikonとFUJIFILMのカメラを愛用

目次

【初心者がつまずきがち】カメラの設定に関する用語

はじめに、カメラの設定に関する基本用語を8個解説します。

字面だけでもむずかしさを感じるため、カメラ初心者がつまづきやすい用語たちです。

だいき

図解や写真を使いながら、簡潔に分かりやすく解説するよ!

シャッタースピード

シャッタースピードは、シャッターの開閉時間を示す数値です。

シャッターの開閉時間を調整することで、写真の明るさと、ブレの大きさをコントロールできます。

シャッタースピードによる変化をまとめた図解

シャッタースピードを遅くすると、カメラに取り込める光量が増加し、写真が明るくなるのが特徴。また、シャッターの開閉時間が長い分、動きのある被写体のブレが大きくなります。

だいき

ブレは、動きや躍動感を伝えたいときに役立つ表現だよ!

逆に、シャッタースピードを速くした場合、写真は暗くなるものの、ブレを抑えられるのがポイント。動きの速い被写体でも、ピタッと止まっているように撮影できます。

絞り値(F値)

「絞り」とは、レンズの中にある、光が通る穴の大きさを調整する仕組みのこと。穴の大きさを変えることで、写真の明るさやボケ感をコントロールできます。

そして、絞りの調整具合を数値として表したのが「絞り値」です。

カメラ上では「F2.8」のように、Fと数字の組み合わせで表示されるため、「F値(えふち)」とも呼ばれます。

絞り値(F値)による変化をまとめた図解

F値を小さくするほど写真は明るく、ボケは大きくなるのが特徴。逆に、F値を大きくするほど写真は暗く、ボケは小さくなります。

ISO感度

ISO感度は、カメラに搭載されたイメージセンサーの光の感度を示す数値です。

数値を上下させることで、写真の明るさを調整できます。

だいき

読み方は「アイエスオー」または「イソ」が一般的だよ!

ISO感度による変化をまとめた図解

ISO感度の調整は、シャッターや絞りのような物理的な仕組みではなく、電気的に光を増幅させるのが特徴です。

数値を高めることで、暗い環境下でも明るい写真を撮ったり、速いシャッタースピードで手ブレを抑えたりできるのがメリット!

ただし、数値を高めるほど、写真のざらつき(ノイズ)が強まる点に注意しましょう。ISO感度をどこまで上げるとノイズが気になるか、自分のカメラでチェックしておくのがおすすめです。

露出

露出とは、カメラに取り込む光量を指す用語です。

露出は、先述した3要素(シャッタースピード・絞り値・ISO感度)の組み合わせで決まります。

一眼レフカメラの液晶モニターに映る露出設定

「標準露出」と「適正露出」も、合わせて覚えておきましょう!

標準露出とは、被写体が自然な明るさになるように、カメラが自動的に調整した露出のこと。

もう一方の適正露出とは、撮影者が感じた明るさや、意図した明るさを表現するために調整された露出のことを指します。

だいき

自分のイメージ通りの明るさが「適正」ってこと!

露出補正

露出補正は、カメラが自動的に設定した明るさに対して、調整を加えられる機能です。

明るくしたり暗くしたり微調整を行うことで、自分がイメージする雰囲気の写真に近づけられるのが便利なポイント。

だいき

多くのカメラは、ダイヤル1つで露出補正ができるよ!

「0」を標準として、+側に回すとより明るく、−側に回すとより暗く設定できます。

露出補正による変化を比較した写真

ホワイトバランス

ホワイトバランスは、被写体の自然な色味を再現したり、意図的に色味を加えたりする機能です。

だいき

すごく簡単に言うと、写真を赤っぽくするか、青っぽくするか決める機能だよ!

ホワイトバランスによる変化を比較した写真

カメラで捉える被写体の色は、周囲の光の色に大きな影響を受けます。

たとえば、夕日に照らされた人が白いシャツを着ていたとしても、カメラで認識するシャツの色は、夕日の影響でオレンジになってしまうイメージ。

ホワイトバランスを使いこなせば、撮影環境によって変わる色味の偏りを補正できます。あえて色味を偏らせて、写真の雰囲気をガラッと変えられるのも面白いポイントです!

撮影モード(露出モード)

カメラの撮影モードダイヤルを回す手

カメラには、複数の撮影モードが搭載されています。

モードによって、自分が決める設定項目と、カメラが決める設定項目の範囲が異なるのが特徴です。

撮影モードの種類と特徴

【AUTO】
オート
カメラがすべての設定を決めてくれる
【P】
プログラム
自分でホワイトバランスと露出補正を決められる
(基本はオートと同じ)
【A/Av】
絞り優先
自分が決めた絞り値に合わせて、カメラがシャッタスピードを決めてくれる
【S/Tv】
シャッター優先
自分が決めたシャッタースピードに合わせて、カメラが絞り値を決めてくれる
【M】
マニュアル
自分ですべての設定を決められる

被写体やシーンに合わせて撮影モードを使い分けることで、自分のイメージする写真が撮りやすくなります。

オートフォーカス・マニュアルフォーカス

「フォーカス」とは、被写体にレンズの焦点(ピント)を合わせることです。

フォーカスの方法は、オートフォーカス・マニュアルフォーカスの大きく2種類に分けられます。

カメラのレンズ側面に搭載されたフォーカス切り替えスイッチ

オートフォーカスは、文字通りカメラが自動的にピントを合わせてくれるのが特徴。

カメラによって性能は変わりますが、ピントを合わせる範囲を細かく調整したり、被写体の特性に合わせてモードを変えたりすることも可能です。

マニュアルフォーカスは、レンズ側面のリングを回し、手動でピントを合わせることを指します。

オートフォーカスが上手く機能しないシーン(例:周囲が暗い環境)や、自分の意図するところにピントが合わないときに活躍する機能です。

だいき

基本はオート、もしもの時はマニュアルって覚えればOK!

▲目次に戻る

【カメラ&レンズの基本】機材に関する用語

続いては、カメラやレンズなどの機材に関する基本用語を10個解説します。

だいき

機材の種類や、各部の名称をピックアップしたよ!

一眼レフカメラ

一眼レフカメラは、本体にミラーを内蔵したレンズ交換式のカメラを指します。

大きな特徴は、レンズで捉えた光景をミラーに反射させ、ダイレクトにファインダーに届けること。

一眼レフカメラの構造を表した断面図

ファインダー越しでも、目の前の光景を肉眼で見るように確認できるのがメリットです。

一眼レフカメラの歴史は長く、これまでさまざまな機種や対応レンズが展開されてきました。ミラーレスカメラが主流になった近年でも、中古製品のラインナップが充実しています。

ミラーレスカメラ

ミラーレスカメラは、本体にミラーを内蔵していないレンズ交換式カメラを指します。

ミラーレスカメラは、センサーが捉えた光景を、ファインダーや液晶モニターに映像として表示するのが特徴です。

ミラーレスカメラの構造を表した断面図

映像は、シャッタースピードや絞り値など、各設定の内容が反映された状態で表示されます。

だいき

撮影前に、写真の仕上がりを確認できるのが便利なポイント!

また、カメラの中からミラーを省いたことで、一眼レフカメラに比べて軽量、かつコンパクトな機種が多いのも魅力です。

コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)

コンパクトデジタルカメラのイメージ

コンパクトデジタルカメラとは、本体とレンズが一体化したレンズ固定式カメラのこと。略して「コンデジ」と呼ばれることがほとんどです。

レンズを交換できない分、表現の幅は狭まりますが、操作性・携帯性に優れているのが魅力。ポケットに入るほどコンパクトなモデルも多いので、日常使いしやすいカメラです。

だいき

デジカメのなかで、一番とっつきやすいタイプだよ!

一般的にコンデジは、レンズ交換式のカメラに比べると、性能面で劣る傾向があります。

しかし最近では、一眼レフカメラやミラーレスカメラと同等以上の性能を持つ、いわゆる「高級コンデジ」も増えてきました。

イメージセンサー

イメージセンサーは、レンズで取り込んだ光を電気信号に変換する、カメラの心臓部といえる重要パーツです。

ミラーレスカメラであれば、レンズを取り外したすぐ目の前に搭載されています。

ミラーレスカメラの本体写真

イメージセンサーの大きさ(センサーサイズ)には、下の図のようにバリエーションがあります。

イメージセンサーの主な種類を比較した図解

一般的に、センサーサイズが大きくなるほど、高性能・高価格になるのが特徴です。

マウント

カメラとレンズのマウント部分を示した写真

マウントとは、カメラボディとレンズが接合する部分のことを指します。

マウントには、がっちり固定するための引っ掛かりがあるほか、カメラ・レンズ間で設定内容を伝え合う、電子接点を配置しているのが特徴です。

注意すべきポイントは、複数のマウント規格が存在すること。カメラとレンズが同じ規格でなければ、取り付けることはできません。

だいき

同じメーカーでも、規格が異なることがあるよ。

ファインダー

カメラのファインダーを示した写真

ファインダーとは、カメラの上部や左隅に配置された、撮影範囲を表示する小さな覗き窓のこと。

被写体や構図をチェックしたり、ピントを合わせたりするための重要な機構です。

ファインダーの主な種類

スクロールできます
種類搭載機主な特徴
光学式ファインダー
(OVF)
一眼レフカメラ・レンズが捉えた光景をダイレクトに表示する
電子ビューファインダー
(EVF)
ミラーレスカメラ・レンズが捉えた光景を映像として表示する
・カメラの設定内容が映像に反映される

液晶モニター

液晶モニターとは、カメラボディの背面に搭載されているモニターのこと。

主に、レンズで捉えた光景をリアルタイムで映したり、撮影した写真をチェックしたりする用途で使用します。

だいき

そのほか、カメラの基本設定なども、液晶モニターで行うよ!

最近のカメラの多くは、可動式の液晶モニターを搭載しているのが特徴。可動方式は、写真のようなチルト式・バリアングル式の2種類が基本です。

カメラのチルト式モニターとバリアングル式モニターを比較した写真

なお、液晶モニターのサイズや画質は、カメラによって異なります。

焦点距離

焦点距離とは、レンズの中心点から、カメラのイメージセンサーまでの距離を示す数値です。

だいき

単位は「mm」を使用するよ!

焦点距離は、写る範囲(画角)と、写る被写体の大きさに影響があります。

カメラレンズの焦点距離による変化をまとめた図解

カメラのレンズは、焦点距離によって大きく3つに分類されます。

  • 35mm以下|広角レンズ
  • 50mm前後|標準レンズ
  • 70mm以上|望遠レンズ
    ※いずれも35mmフルサイズ換算

焦点距離が短いレンズほど、写る範囲が広く、写る被写体は小さいのが特徴。

一方で、焦点距離が長いレンズほど、写る範囲が狭く、写る被写体は大きい(遠くの被写体を大きく写す)のが特徴です。

ズームレンズ

ズームレンズとは、焦点距離を伸ばしたり縮めたりできるレンズを指します。

ズームレンズが1本あれば、幅広い画角の撮影を行えるのが便利なポイント。レンズ交換の手間を省いたり、持ち運ぶ機材をコンパクトにまとめられたりと、物理的なメリットもあります。

だいき

例として、僕が愛用しているズームレンズを見てみよう!

レンズ表面の「16-80」の表示に注目。これは、焦点距離を16mmから80mmの範囲で自由に変えられることを意味します。

カメラのズームレンズの伸縮を示した写真

単焦点レンズ

カメラの単焦点レンズのイメージ

単焦点レンズとは、焦点距離を1つに固定したレンズのこと。

ズームレンズと比べると、かんたんに焦点距離を変えられない不便さを感じます。一方、次のような魅力を持つレンズが多いのが特徴です。

  • 明るい
  • ボケが大きい
  • 解像感が高い(写りがくっきり)
  • コンパクト
だいき

「使ってみたい」と思わせる魅力ばっかりだよね!

単焦点レンズを使うときは、被写体との距離感や切り取り方を変えるために、自分自身が足を動かしたり姿勢を変えたりすることが重要です。

どうすればイメージ通りの写真を撮れるか、試行錯誤するタイミングが増えるので、撮影スキルの向上に繋がりやすいレンズといわれています。

▲目次に戻る

【知っていると話が早い】カメラや写真を語るときによく使う用語

続いては、カメラや写真について語るときに頻出する12個の基本用語をピックアップしました。

使ったことがある用語でも、はっきりした意味を把握しきれていない人も多いのではないでしょうか。

だいき

当たり前に出てくる用語だから、しっかり意味を理解しておこう!

被写体

6つの被写体例(街並み・乗り物・人物・動物・食べ物・自然風景)をまとめた写真

被写体とは、写真撮影の対象になるもの全般を指す用語です。

人物をはじめ、動物・食べ物・乗り物・街並み・自然風景など、あらゆるものが被写体になります。

だいき

ちなみに、意味が混同されがちな「モデル」は、主に人物の被写体を指す言葉だよ!

主題・副題

夜桜の写真における主題と副題を示した図解

主題は、自分が撮りたい被写体のこと。副題は、主題を引き立てる被写体を指します。

だいき

1枚の写真における、主役と脇役ってことだね!

主題・副題を決めて写真を撮ることで、メインの被写体を強調できるのはもちろん、ストーリー性や季節感などが生まれやすいのもメリットです。

ただし、ごちゃごちゃした印象にならないよう、副題の入れすぎには注意する必要があります。

構図

構図をかんたんに言うと、写真のレイアウトです。

1枚の写真のなかで、被写体やそのほかの要素をどのように配置するか、という考え方や手法のことを指します。

だいき

一例として「三分割構図」で撮影した写真を見てみよう!

三分割構図は、文字通り写真を縦横に三分割し、そのライン上や交点を目安に、被写体や背景を配置するのが特徴です。

風景写真に三分割構図の線を入れた図解

このように構図を効果的に使用することで、写真のバランスを整えたり、見る人の視線を誘導したり、雰囲気を印象付けたりできます。

ポジション

写真撮影時のポジションを比較した写真

ポジションとは、カメラを構える高さのこと。主に、次の4種類に分けられます。

ハイポジション人の目線よりも上の高さ
アイレベル人の目線の高さ
ウエストレベル人の腰あたりの高さ
ローポジション地面に近い高さ

同じ画角・同じ被写体でも、ポジションが変わるだけで、写真の世界観に違いが生まれます

アングル

写真撮影時のアングルを比較した写真

アングルとは、カメラを向ける角度のこと。主に、次の3種類に分けられます。

ハイアングル下向きに見下ろすような角度
水平アングル水平に構えた角度
ローアングル上向きに見上げるような角度

アングルを調整すると、奥行き感や遠近感を強調したり、被写体の印象を変化させたりする効果があります。

だいき

「ポジション」と一緒に覚えて、写真のバリエーションを広げてみよう!

スナップ

スナップとは、日常の自然な流れのなかで、被写体やその場の空気感をありのまま切り取った写真のこと。

あらかじめ大掛かりな準備をしたり、特別な演出を行ったりするのではなく、ふとした瞬間を捉えているのが大きな特徴です。

夕焼け空と煙突

スナップの対象は、ペットを撫でながら微笑む友人の姿や、街角で見つけた面白いオブジェ、旅先で偶然目にした夕焼け空などさまざま。

自然体の人物や何気ないシーンを撮影した写真であれば、いずれもスナップといえます。

ポートレート

ポートレートは、「肖像画」や「肖像写真」を意味する英語です。言葉通り、主に人物を被写体にした写真を指しています。

だいき

スナップとの違いは、被写体が撮られることを意識しているか、していないか。

ありのままの自然体を瞬間的に撮影するのがスナップ。対して、前もって写真の構図や被写体のポーズを決め、計画的に撮影するのがポートレートです。

りんごを両手に持つ農家
桃農家の友人を撮影したポートレート

また、ポートレートの大きな特徴は、主役である人物の存在感を引き立たせること。背景をシンプルにしたり、ぼかしたりして強調するのが一般的です。

JPEG

JPEG(ジェイペグ)とは、撮影した写真を保存するときに使われる、代表的な画像形式のひとつ

JPEGで保存された写真は、カメラによって自動的に画像処理・圧縮が施された状態です。

だいき

要するに、そのまま使える扱いやすいデータってこと!

スマホやPCでの表示はもちろん、SNSへのアップやプリンター印刷などにも即対応できます。

一方、すでにデータが加工された状態なので、後から編集して調整できる幅が狭くなってしまうのがデメリットです。

RAW

RAW(ロウ)は、JPEGと並んで良く使われる画像形式です。

RAWで保存された写真には、加工が施されていない生のデータが記録されています。

だいき

データの情報量が豊富だから、本格的な写真編集にぴったり!

編集によって調整できる幅が広いうえ、画質の劣化も少ないのがメリットです。

ただし、情報量が多い分、データサイズが大きくなってしまうのが難点。また、スマホやPCなどで扱うときに、専用ソフトを用意する必要があるため、扱いやすさではJPEGに劣ります。

レタッチ(RAW現像)

レタッチとは、画像編集用のソフトやアプリを使って写真を編集することです。

主な編集内容には、明るさ・コントラスト・色味・鮮明さなどの調整が挙げられます。

さらに細かい部分では、写り込んだ不要なものを除去したり、写真の一部を強調させたりすることも、レタッチの一種です。

Lightroom編集画面を映したスクリーンショット
Adobe Lightroom Classic(画像編集ソフト)の画面
だいき

写真編集という意味では「RAW現像」もよく使われる用語!

レタッチとRAW現像は、厳密には異なる作業ですが、同じ意味として扱われることも多いです。

初心者のうちは深く考えすぎず「写真編集を表す用語が2つあるんだ」くらいの感覚で認識しておきましょう!

ボケ

ボケとは、ピントが合っていないぼやけた部分を指す用語です。

お花畑の写真における、ボケ部分とピントが合った部分を示した図解

ボケは、表現の幅を広げてくれる大切な要素のひとつ。写真のなかで上手く活用すると、次のような効果を発揮します。

  • メインの被写体が引き立つ
  • 奥行きや立体感が出る
  • 写真全体の雰囲気や印象が変化する
だいき

ボケ具合は、絞り値を上下させて調整するよ!

なお、ボケの大きさや美しさは、レンズの性能によって左右されます。

白飛び・黒つぶれ

白飛びとは、カメラが記録できる最大の明るさを超えてしまった部分のこと。写真の中では、真っ白く抜けているのが特徴です。

黒つぶれとは、カメラが記録できる最大の暗さを超えてしまった部分のこと。写真の中では、真っ黒くつぶれているのが特徴です。

漁港の写真における、白飛び部分と黒つぶれ部分を示した図解

いずれも、色や質感などの情報が記録されず、後から写真編集で調整することができません

編集への影響を抑えるためには、撮影の段階で、白飛び・黒つぶれが発生していないかチェックしておくことが大切です。

だいき

ただし、一概に白飛び・黒つぶれが悪いわけじゃない!

写真全体で見たときのバランスが重要で、違和感がなければ問題ありません

▲目次に戻る

まとめ|基本のカメラ用語を覚えて、写真上達への1歩を踏み出そう!

本記事では、カメラや写真にまつわる用語を30個ピックアップして解説しました。

いずれも、初心者のときにしっかり覚えておきたい基本用語です。基本を理解すれば、新しい知識も頭に入りやすく、写真の上達がよりスムーズになりますよ!

さいごに、今回解説した用語をおさらいします。

スクロールできます
【初心者がつまずきがち】
カメラの設定に関する用語
【カメラ&レンズの基本】
機材に関する用語
【知っていると話が早い】
カメラや写真を語るときによく使う用語
シャッタースピード一眼レフカメラ被写体
絞り値(F値)ミラーレスカメラ主題・副題
ISO感度コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)構図
露出イメージセンサーポジション
露出補正マウントアングル
ホワイトバランスファインダースナップ
撮影モード(露出モード)液晶モニターポートレート
オートフォーカス・マニュアルフォーカス焦点距離JPEG
ズームレンズRAW
単焦点レンズレタッチ(RAW現像)
ボケ
白飛び・黒つぶれ
だいき

もう一度見たい用語があれば、クリックして飛んでみてね!

1度ですべて覚えきるのはむずかしいので、「この言葉の意味何だっけ?」と思ったときに、辞典のように本記事を見返してみてください。

毎回おさらいしながら、ゆっくりしっかり覚えていきましょう!

よかったらシェアをお願いします
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

だいきのアバター だいき カメラ歴10年の写真大好きマン

☑️ 362日かけて日本全国の絶景を撮影
☑️ フォトコン受賞歴あり
☑️ 美しい自然風景に目がない人
☑️ NikonとFUJIFILMのカメラを愛用

「写真を始めたい人の背中を押すこと」
「写真が上手くなりたい初心者の可能性を広げること」
をテーマに情報を発信中♪

コメント

コメントする

目次