
カメラの撮影モードって、それぞれ何が違うの?



どんなシーンで、どの撮影モードを使えばいいかよく分からない…。
カメラ初心者のなかには、こんな思いを抱えつつ、なんとなくオートモードを使い続けている人も多いのではないでしょうか。



カメラ歴10年の僕も、最初の1〜2年はほぼオートに頼ってた!
そこで本記事では、オートモードから1歩踏み出したい人に向けて、カメラの撮影モードを徹底解説!
具体的なシーンを6つピックアップして、撮影モードの使い分けまで紹介します。
カメラの撮影モードを使い分けることは、自分のイメージどおりに写真を撮るための近道です!
写真上達を目指すカメラ初心者や、撮影モードを上手く使いこなせずに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。


だいき
カメラ歴10年の写真大好きマン
- 362日間旅をして全国の絶景を撮影
- 環境省×東京カメラ部フォトコン入賞
- Nikon&FUJIFILMのカメラを愛用
カメラの撮影モードとは


カメラの撮影モードとは、露出(写真の明るさ)の設定方法を決める機能です。



撮影モードには、いくつか種類があるよ!
撮影モードを切り替えると、自分で調整する設定要素と、カメラに決めてもらう設定要素の範囲をコントロールできます。
シーンに合わせて使い分けることで、スムーズに露出設定を行えるのがメリットです。
「露出」についてイマイチ分からない人は、下記記事からチェックしてみてください。



ちなみに、撮影モードの切り替え操作はかんたん!
一眼レフカメラやミラーレスカメラには「モードダイヤル」が搭載されていることがほとんど。
ダイヤルを回すだけで切り替えられるのが特徴です。


具体的な撮影モードの種類や違いについては、次の章で詳しく解説します。
撮影モードの種類とそれぞれの違い


一般的な一眼レフカメラやミラーレスカメラは、オートモード以外に、次の4つの撮影モードを搭載しています。
- プログラムオートモード(P)|雰囲気をコントロール
- 絞り優先モード(A/Av)|ボケ感をコントロール
- シャッタースピード優先モード(S/Tv)|ブレをコントロール
- マニュアルモード(M)|すべてをコントロール
撮影モードごとに、自分でコントロールできる設定要素が異なるのが特徴です。



これから各モードを1つずつ解説していくよ!
プログラムオートモード(P)|雰囲気をコントロール


| 手動 | ISO感度・露出補正 ・ホワイトバランス |
|---|---|
| 自動 | シャッタースピード・F値 |
プログラムオートモードは、オートモードと大きく変わらず、基本的な露出設定はカメラが自動で決めてくれます。
全自動のオートモードと違うポイントは、次の3要素を自分で調整できること。
- ISO感度(明るさの調整)
- 露出補正(明るさの微調整)
- ホワイトバランス(色味の調整)
主要な設定はカメラに任せつつ、写真の雰囲気だけ自分好みに変えられるのが特徴です。



カメラ初心者でも、すぐに使いやすいモードだよ!
絞り優先モード(A/Av)|ボケ感をコントロール


| 手動 | F値・ISO感度 ・露出補正・ホワイトバランス |
|---|---|
| 自動 | シャッタースピード |
絞り優先モードは、F値を自由に操作できるのが特徴です。
また、自分が設定したF値に合わせて、写真が適切な明るさになるようにシャッタースピードが自動調整されます。
絞り優先モードの魅力は、素早くボケ感をコントロールできること。



写真表現の違いをかんたんに味わえるのが魅力だよ!
そのほか、ISO感度とホワイトバランスについては、自動・手動の選択が可能。露出補正は、自由に調整できます。
【A】Nikon・SONY・Fujifilmなど
【Av】Canon・PENTAXなど
シャッタースピード優先モード(S/Tv)|ブレをコントロール


| 手動 | シャッタースピード・ISO感度 ・露出補正・ホワイトバランス |
|---|---|
| 自動 | F値 |
シャッタースピード優先モードは、シャッタースピードを自由に決められます。
シャッタースピードを速くして動きが止まったように写したり、遅くしてあえて動きを表現したりと、被写体のブレをかんたんにコントロールできるのが特徴です。



F値は、カメラが自動で調整してくれるよ!
そのほか、ISO感度とホワイトバランスは、自動・手動の選択が可能。露出補正は、自由に調整できます。
【S】Nikon・SONY・Fujifilmなど
【Tv】Canon・PENTAXなど
マニュアルモード(M)|すべてをコントロール


| 手動 | シャッタースピード・F値 ・ISO感度・露出補正 ・ホワイトバランス |
|---|---|
| 自動 | – |
マニュアルモードは、すべての設定要素を自分で決められるのが特徴。カメラ初心者にとっては、最も難しい撮影モードといえます。
一方で、自由度が高い分、撮影できるシーンや表現の幅を広げられるのが大きな魅力です。
特に、次のようなシーンでは、マニュアルモードが必要不可欠でしょう。
- 絞り優先モードやシャッタースピード優先モードで、露出をコントロールしきれないとき
- 自分好みに細かく設定を調整したいとき



設定がキープされるのもマニュアルのメリットだよ!
カメラの自動調整を含むほかの撮影モードでは、少し本体を動かしただけで、設定が変化してしまうことも。
一方、マニュアルモードであれば、自分で調整しない限り設定は変わりません。
写真の仕上がりが大きく変わらないように、同じ設定で撮影を続けたいときに便利です。
カメラ初心者の第一歩には「絞り優先モード」がおすすめ


これまで紹介してきた4つの撮影モードのなかで、カメラ初心者におすすめなのは「絞り優先モード」です。
プログラムオートモードは扱いやすいものの、設定による変化を感じるには少し物足りなさがあります。
一方、絞り優先モードを使って、ボケ感を思い通りにコントロールできれば、設定による写真表現の違いを強く感じられるでしょう。



写真がさらに楽しくなるはず!
半自動なので、操作面も比較的シンプル。F値の調整に集中できるので、カメラの設定にチャレンジする第一歩にぴったりです。
まずは絞り優先モード1本に集中して、設定を調整することに慣れていきましょう!
ここまでは、撮影モードの基本を解説しました。次の章では、具体的なシーンに当てはめて、撮影モードの使い分けを紹介していきます。
【6つのシーン別】撮影モードの使い分けを紹介





撮影モードの違いは分かったけど、どう使い分けるのかまだイメージできない…。
本章では、こんな不安を解消していきましょう!
実際に写真を撮るときは、撮影環境や被写体によって適した撮影モードが変わります。
今回は、よくある6つのシーンをピックアップ。1シーンずつ、撮影モードの選び方を解説します。



各シーンを見比べると、使い分けの考え方が分かってくるよ!
①人物


適した撮影モード:絞り優先モード(A/Av)
人物撮影では、ポートレートのように、背景をぼかす表現が良く使われます。
また、被写体がポーズを取っている(動きがない)状態が多いため、シャッタースピードは手ブレしない程度の速さで十分です。



こうした条件を踏まえると、絞り優先モードがぴったり!
ポートレートでは、ボケ感が大きくなるようにF値を小さくして、主役となる人物を引き立てます。


集合写真では、写る人全員にピントが合うように、F値をやや高めに設定するのがおすすめです。


②風景


適した撮影モード:絞り優先モード(A /Av)
山や海、街並みなどの風景を撮るときは、画面全体をくっきり写したいことが多いでしょう。
広範囲にピントを合わせるためには、F値のコントロールが重要です。



つまり、絞り優先モードを選ぶのが◎!
F値を大きめに設定することで、手前から奥までしっかりピントを合わせられます。


③料理・物撮り


適した撮影モード:絞り優先モード(A /Av)
料理や小物などの写真を撮るときは、主役となる被写体を強調することが多いです。
主役を強調するためには、背景のボケ感が重要になるので、絞り優先モードを選ぶのが適しています。



次の注意点も覚えておいてね!
被写体との距離が近いとき、F値を小さくし過ぎると、主役の一部にしかピントが合わないことがあります。


見せたい部分全体にピントが合うように、しっかりF値をコントロールしましょう。
④スナップ(旅行・街歩きなど)


適した撮影モード:プログラムオートモード(P)・絞り優先モード(A /Av)
旅行や街歩きをしながらのスナップ撮影では、シャッターチャンスを逃さない瞬発力が大切!
そこで活躍するのがプログラムオートモードです。
好みの写真の明るさと、好みの写真の色味にあらかじめ調整しておけば、あとはカメラにおまかせ。



設定を気にせずパシャパシャ写真を撮ろう!


設定操作に慣れた後は、絞り優先モードも活用してみてください。
絞り優先モードは、設定の判断や操作がシンプルでありながら、写真の印象を大きく変えられるのがメリットです。


⑤動きのある被写体


適した撮影モード:シャッタースピード優先モード(S /Tv)
動きのある被写体を撮るときは、シャッタースピード優先モードを使うのが適しています。
激しいスポーツシーンや走り回る子供、野生動物などが被写体でも、シャッタースピードを速くすれば、ピタッと止まったように一瞬を切り取ることが可能です。



あえてブレを生みたいときにもおすすめ!
シャッタースピードを遅くすることで、被写体の躍動感を表現したり、被写体が描く軌跡を写し出したりできます。




⑥特殊な被写体や環境(夜景・逆光など)
適した撮影モード:マニュアルモード(M)
被写体や撮影環境が特殊な場合、カメラの自動調整だけでは、思いどおりに撮れないことが多々あるでしょう。
たとえば、こんなシーンが挙げられます。
夜景


星空


花火


明暗差が大きいとき(逆光など)





こうしたシーンで活躍するのがマニュアルだよ!
ほかのモードに比べて操作は難しくなりますが、細かくかつ自由に調整を行えるのがメリット。
写真の仕上がりを、自分のイメージに最大限近づけられます。
暗いシーンでは「三脚」が必須!


夜景や星空などを撮影するときは、十分な明るさを得るために、シャッタースピードを遅く(長く)設定する必要があります。
ブレずにキレイな写真を撮るためには、三脚を活用しましょう!
迷ったときにパッと見返せる!撮影モードの使い分け早見表
最後に、これまで紹介した撮影モードの使い分け(シーン別)を、早見表としてまとめました。
すべて1枚の画像の中で整理しているので、撮影時にスマホでパッと見返すことができます。


撮影モードで迷ったときは、この早見表を参考にしてみてください!



ぜひ、スクショや画像保存していってね!
まとめ|まずは「絞り優先モード」から慣れていこう!
この記事では、カメラの撮影モードの特徴と、シーン別の使い分けについて解説しました。
あらためて、撮影モードをまとめた表を見ながら、それぞれの違いをおさらいしましょう。


4つの撮影モードのなかでも、カメラ初心者が最初に覚えるのにおすすめなのは「絞り優先モード(A)」です。
ボケ感をコントロールできるこのモードは、「カメラで撮ってる感」を存分に味わえるのが大きな魅力です。



操作もシンプルだから、設定に挑戦する第一歩にぴったり!
まずは絞り優先モードから、設定をコントロールする面白さを感じてみてください!







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